福沢諭吉――文明開化の指導者

日本円の一万円札での人物はご存知でしょうか、誰なのか、どんなことをしたのか、今日は一緒に見てみましょう。

その人物は福沢諭吉という人だ。福沢諭吉は１８３４年、大阪で生まれた。「身分制度は親の敵だ」と考えるきっかけになったのは、父である百助だ。百助はすぐれた人物であったが、身分制度のゆえ、出世できなかった。やがて百助が死に、福沢諭吉が中津に帰った。帰ったのち、緒方洪庵の適塾というところで死にものぐるいで勉強し、塾長になったが、初めてアメリカやヨーロッパの文化を見た時、ショックを受けた。そして、このアメリカやヨーロッパの文化を日本人に紹介することを決心し、日本文化が進むべき道を示した。

教育者としても、福沢諭吉は慶応義塾を開いた。未来が託せる多くの若者を育った。その後も「学問のすすめ」「時事新報」などを発行し、当時の国民の中で、１０人に一人は読んでいるぐらい、国民の文明開化に多大な貢献をした。福沢諭吉間違いなく、文明開化の指導者といえるだろう。